新たなアート作品 「佐久島のお庭 ~大波小波~」
17年目の『佐久島のお庭』は5度目の進化を遂げる
ただの草むらだった大島に、『佐久島のお庭』が登場したのは2006年3月。お庭の中心には、佐久島をイメージした四つの山(大山、遠田 山、秋葉山、富士山)が築かれ、そこから海の守り神としての「海神さま」まで「陶片の小道」が作られた。同年8月には、新たな小道と「ベンテンチョウ」、そしてベンチとテーブルを置くサークル二ヶ所が追加される。
当初から、お庭の入り口からお山へ続くルートには両側に石を並べて仮設の小道が作られていたため、小道沿いには島民によって梅の苗木が植えられた。そこで、3年後の2009年には、仮設の小道を「タイルの小道」にバージョンアップし、成長して可憐な花を咲かせ始めた梅林の入口を完成させる。梅の成長は早い。美しい花園を堪能した後、たくさんの実は島民の手で美味しい梅干となってボランティアの来島者に提供されている。
2016年、完成から10年経って、土が盛られたお山をバージョンアップする。そしてスタートから17年後の今年、お庭全体の修復に加え、ふたつのサークルに「大波」と「小波」のふたつのベンチが制作された。この17年の間に、島には松岡作品が増えている。お庭とともに、他の松岡作品もお楽しみいただきたい。
(引用:https://www.m-mole.com/sakushima/2023/oniwa2023.html)