地域おこし協力隊 1年目の活動/安江つぐみさん
2022年4月から、地域おこし協力隊のメンバーとなった安江つぐみさん。
1年間の活動を振り返っていただきました。
名前と顔を覚えてもらう
まずは島の人たちに名前と顔を覚えてもらうところからスタート。島のイベントや島の人のお手伝いに関わったり、夜にはスポーツクラブに参加したりするうちに (スポーツクラブがあるんです!)、少しずつみんなから声をかけてもらえるようになったとか。野菜をいただいたり、女子会に呼んでもらったりと、少しずつ交流が増えていきました。
お土産づくりをしよう!
佐久島にはお土産が少ないので開発したいと考え、夏ごろから佐久島グッズの販売に着手しました。グッズの素材自体はつぐみさんがチョイスしたもの(巾着や靴下など)で、それにオリジナルのデザインやキャラクターをプラス。つぐみさんがシルクスクリーンでプリントして、西港の島の市(無人販売所)で販売したところ、思っていたよりも売れ行きがいいとのこと。島の人が西港へ行った折に市の様子をのぞき、「もう在庫が少ないよ」などと教えてくれるそうです。
島のサツマイモでスイーツ開発
島を美しくつくる会から、島でとれたサツマイモを使ってスイーツを作って欲しいとの要望があり、サツマイモのチーズケーキを作りました。ビスケットを叩いた生地の上に、芋とクリームチーズを混ぜたものを載せた、チーズタルトのようなお菓子です。芋を裏漉しして滑らかな食感を実現し、美味しいケーキができたといいます。
試作を始めるのが遅かったので、材料のサツマイモが不足し、残念ながらこの時は開発と試食に終わってしまいました。また販売することを考えると、量的に一人で作る限界も感じたそうです。でもイベントの時だけ出すならできそうだし、冷凍保存も可能なので、工夫次第で実現できるかもしれません。
これからやってみたいこと
今年に入ってから、島の人が集まって楽しくおしゃべりしながら裁縫をして、古いものを新しい形に生まれ変わらせる「さくちく会」という取り組みが、島の中で始まりました。年明けのスタートだったため今年は時期を逸しましたが、できたらしめ縄づくりや門松づくりのようなことがしたいなと考えているつぐみさんです。