地域おこし協力隊が発行している広報誌(活動報告)※2022年8月25日 活動報告8月号 更新
佐久島の活性化を担う人材として、今年2021年7月から地域おこし協力隊のメンバー2人が島内での活動を開始しました。
2人のプロフィールや現在の活動内容についてご紹介します。
これまで海外でのワーキングホリデー(主に観光業務)や、国内各地での農作業(季節的業務)を経験してきたという池部さん。
その経験を活かせる観光関連の仕事を自分の気に入った場所でやってみたいと考えていたとき、佐久島で地域おこし協力隊を募集していることを知り、応募しました。
国内外で活動してきた池部さんですが、生まれ故郷は西尾市。佐久島のことは以前から知っていまして、近年アートプロジェクトで話題になっていたこともあり、夢への一歩を踏み出すのにぴったりの場所だと思ったそうです。
大阪府堺市出身の森田さんは、18歳のとき北海道で競走馬を育成する仕事に就きました。ところがそこで大怪我をして半身不随に。その後郷里に戻って治療とリハビリに励み、回復しました。長いリハビリの中で自分の知見の狭さに気づき、まだ自分の知らない世界を体験するため、全国各地で仕事をしながら巡るようになったとのことです。主に観光業(リゾート地での宿泊施設)に携わり、そこでの仕事でサービス業をを学びながら、自分に合った環境を模索していました。離島での可能性を探っていたとき、佐久島のサイトで地域おこし協力隊募集の案内を見てすぐに応募したいといいます。
とはいえ2人とも地域おこし協力隊の経験はゼロ。何かを始めようにも、島のことを知らなければ何もできません。まずは島おこしの活動を担う「島を美しくつくる会」や、東西各地区の町内会など、島内の団体のアドバイスのもとで作業やイベントのお手伝いをするところから活動開始。
高齢者の多いこの島では、草刈りひとつとっても島民だけではままなりません。だから、まずは草刈りです。
折しも季節は真夏。照りつける日差しの下、勢いよく生える草との格闘から、仕事がスタートしました。
おかげで島の暮らしの一端を体感できたと、池部さんも森田さんも思っています。
他にも海岸のゴミ拾いボランティアに参加したり、海水浴場管理棟での監視作業、アートスポット周辺の整備などを行いました。
ただし、活動はスタートしたばかりでまだわからないことだらけですし、コロナ禍でほとんどのイベントが中止されたこともあって、できることも限られている状況です。
それでも少しずつ、地域おこし協力隊としてやってみたいことが見えてきました。ハードな草刈りを通して、積極的に島のお年寄りたちの手助けをしようと考えたのもそのひとつです。
イベントや町内行事としてだけでなく、困っている人がいれば個人宅の草刈りなどもお仕事としてお手伝いすることにしました。
そういった活動も、自主的に少しずつ増やしていけたらいいと森田さんも池部さんも考えていて、2人で話し合って決めたとのことです。
森田さんは写真やデザイン業務を担当していた経験から、広報的な作業を進め始めています。池部さんは釣りが好きで、佐久島周辺の魚介に詳しくなりつつあります。それぞれの個性を活かして、面白い取り組みをしていけるといいですね。
2人とも、目指すのは観光関連業の起業。
将来的にはこの島で、協力して新しい事業にチャレンジできればと考えているそうです。
安江つぐみさん
佐久島ならではのお菓子やお土産を開発したいという想いがあるつぐみさん。これから楽しんで素敵な仕事をしてくださいね!
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