島の恵みを手しごとで -みんなで梅仕事-
初夏の香りが漂いはじめたころ、島では恒例の梅仕事が始まります。
島民をはじめ、ボランティアの力もかりて整備をしている「大島梅園」で作業はスタート。
今年も立派に実った梅を収穫しました。

木からひとつひとつ丁寧に手でもぎ取る梅。
熟れた実はやわらかく、ふわっと甘酸っぱい香りが広がります。
「今年もいい梅ができたね」「少し早いかな?」と会話も弾みます。

収穫のあとは、いよいよ梅仕事。

梅を洗い、ヘタを取り、塩に漬けていくまで、手間ひまのかかるものですが、
手を動かしながら、昔話や最近の出来事を語り合うひとときでもあります。

すっきりと晴れたため、この日は、網に入れたまま ひろげて天日干し。

島の風に吹かれ、乾いたころに、改めて塩につけていきます。
島民が手をかけた分だけ、味わい深い梅干しへと姿を変えていきます。
この梅干しは、イベントで振る舞われたり、ボランティアの方へのプレゼントに使われています。
佐久島では、黒壁運動や里山づくり、藻場の再生(アマモボランティア)、古墳の保全、漂着ゴミ清掃ボランティアなどいろいろなイベントが開催されていますので、ぜひ気軽に参加してくださいね!

