佐久島 八日講祭
2025年1月8日、あたたかい日差しのなか、八日講祭が開かれました。
西尾市の無形民俗文化財にも指定される伝統的な祭りで、約250年つづいています。

祭りの始まりは、恒例の佐久島奉納太鼓が鳥居の前で打ち込まれ、年明け1番の賑わいをみせます。


正方形を2つに重ね合わせた大きなたこに『鬼』という文字が書かれ、厄年を迎えた白装束の男性二人がそのたこに向かって「天筆和合楽(てんぴつわごうらく)」、「地福開円満(ちふくかいえんまん)」と唱え、矢を放ち、1年の邪気を払っていました。
神事が終了すると、参加者がたこの骨組みを折って壊し、家に持ち帰ります。
この骨組みを1年飾ると、災難にあわない と言い伝えられています。

最後には、餅投げと直会が行われます。

直会(なおらい)では、かつて独特の三角膳を用い、食材は豆腐とアサリと決められていました。
昔ながらの調理を再現したものが展示されるので、実物を見学できるのも楽しみの一つ。

古式ゆかしい当時のままを可能な限り残して行われている八日講祭、
また来年も1月8日に開催しますので、祭りとアート、その他 佐久島にあふれる魅力をさがしにいらしてくださいね。

