グリスロを活用した実証実験
グリーンスローモビリティ(グリスロ、GSM)とは、時速20km未満で公道を走る電動4人乗り以上のパブリックモビリティのことを指します。地域が抱える交通課題の解決や脱炭素社会の実現を目指して国土交通省と環境省が導入を推進しています。
佐久島では、バスや電車といった公共交通機関がなく、軽自動車/原動機付自転車/自転車が交通手段として多く使われており、観光客は徒歩またはレンタサイクルが中心となっています。
特に、島民の中でも 移動手段をもたない高齢者や小さな子どもがいる家庭の利便性向上のため、2024年10月31日までの実証期間中、予約制で自宅から診療所や農協までの送迎を行いました。
島民からの予約が入っていない場合は、定期的なルート走行をしているため、観光客の方も気軽に声をかけて使っていただきました。
乗り場は東渡船場・西渡船場の2カ所。
平日は「島の住民の足」として、休日は「観光客の移動手段」として活躍が期待されます。