佐久島ライフレポVol.13

  • 投稿日時:2020年11月30日
  • カテゴリー:最新情報

佐久島しおさい学校 教諭 河合 秀将さん

今年度からへき地派遣で佐久島へ

新鮮なことがいっぱい!

今年の初めにへき地勤務の希望を出し、4月から島にやってきた河合先生。子どもや保護者との距離の近さに驚きつつ、佐久島の学校のよさを実感する毎日です。

 

意外にも山ではなく島!

もともと少人数の子どもたちを相手に、一人一人とじっくり向き合う教育に関心があったという河合先生。豊橋市の出身で前任校は自分の母校でしたが、市の中心部から外れているせいか年々人が減っており、へき地が他人事とは思えませんでした。

どの学校に赴任してもいいと思っていたものの、エリアを考えると東三河地区の山間部に決まるような気がしていたとのこと。蓋を開けてみたら西三河地区の離島(佐久島)で、ちょっと驚いたそうです。

河合先生は奥様と小さいお子さん2人の4人家族ですが、現在は単身赴任で島暮らしをしています。

 

いろいろな子どもを対象に

いろいろな教科を担当

河合先生の専門教科は社会科ですが、さまざまな学年の幅広い教科を受け持っています。具体的には、中学1年生の社会科、小学校3年生の国語、4年生の理科と算数、3・4年生の社会などを担当。いろいろな教科を受け持つのは楽しいし、自分自身が勉強させてもらっている実感があり、とてもありがたいと思っているそうです。

人数が少ないことは、そもそも河合先生が関心をもっていた「一人一人とじっくり向き合える」ということ。実際にこの学校へ来て、一層強くそれを感じたといいます。前任校(母校)も決して大きくはありませんでしたが、佐久島しおさい学校は一人一人の子どもと先生との距離が非常に近く、仲良しなのです。

教材もタブレットなどの機器も一人一台揃っているし、人数が少ないから一人ずつ対応しても待ち時間が少ない。時間ができれば屋外や校外へ出て学ぶことも可能。もちろん人が多くないとやれないこともあるけれど、大規模学校ではできなくてもここではできることが多いのは確かです。

子どもの数が少なければ事務作業も少なくなり、心にもちょっとしたゆとりができます。朝、校門まで子どもたちを迎えにいって、海を眺めて「ああ、今日もいい天気だな」とつぶやく…ささやかだけれど豊かな時間を過ごすことで、優しい気持ちで子どもと接することができるそうです。

「私はテンションの高さが持ち味です」と笑う河合先生。佐久島しおさい学校には現在30代の先生が多く、みんな元気で積極的で、休み時間には先生たちも子どもと一緒になって真剣にサッカーをやったり、鬼ごっこをしたりします。それも実に楽しい!

 

地域との関係も密!

佐久島しおさい学校は、保護者との関係もかなり緊密です。河合先生は副担任なので比較的対応が少ないのですが、担任の先生はこまめに保護者と話して、子どものことについて共通理解を深めているようです。しおかぜさん(本土から通学する子どもたち)の保護者とも、通勤の先生方が渡船場で顔を合わせるたびに対話しているとのこと。

島で暮らす河合先生は仕事が終ってからもなかなか忙しいとか。大人も子どももそれぞれスポーツクラブの日があるし、太鼓の練習やその他の行事・会合など、週4日は何かの集まりがあって、地域に溶け込むチャンスがいっぱい。今年はコロナの影響から行事が少なく、なにごともゆっくり控えめだったので、河合先生としては時間をかけて島に馴染めたといいます。来年は消防団にも入る予定だとか。

へき地勤務はだいたい3年程度と言われています。期限があることも悪くないと、河合先生は思っています。限られた期間の中でいつも以上のパフォーマンスを発揮しよう、この子たちのためにとことんがんばろうという気持ちがみなぎるから。素敵ですね!