島の人のおはなし-佐久島の人の話をSNSで発信-

佐久島のことを、多くの人に知ってほしい

咲希さんは、佐久島しおさい学校に通う中学3年生。佐久島で暮らす人たちからお話を聞いて、それをインスタグラムにアップする活動をしています。そういうことをしようと考えたのは、総合的な学習の授業がきっかけでした。

「その全体的なテーマが『島のためになるようなこと』でした。その中で私は何ができるのかを考えた結果、多くの人たちに島のことを知ってもらうためには、SNSを使うのが一番いいかなと思いました」と咲希さん。

SNS発信というアイデアもさることながら、島の人にインタビューをするという発想も面白いですね! それを思いついたのは、島自体のことを紹介するだけでなく、島の人たちが思っていることをもっと多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。

聞き取りをして紹介するのは月1回。すでに2人の男性を紹介しました。2人とも、別のところから佐久島に来て住み始めた方たちです。「もちろん別々にお話を聞いたんですけど、佐久島に来た理由など、同じ質問をしたんです。でも答えはそれぞれ違っていて興味深かったです。2人とも気楽にインタビューに答えてくださって、楽しかった」と咲希さんは言います。

(その内容については、ぜひインスタをご覧くださいね!)

 

 

 

島を想う気持ちにあふれたインタビュー

今後どういう方にお話を聞くのかもすでにリストアップ済みで、島のおばあちゃんたちも候補に上がっています。ことに、お店の運営など、島で仕事をしている人の話が聞いてみたいそうです。「佐久島に興味を持ち、島暮らしをしたいと思っている人にとって、仕事は大事なことだと思うから」とつぶやく咲希さん。島の子どもならではの真剣な気持ちにハッとさせられました。

学校の授業時間内では時間の合わない場合は、帰宅後やお休みの日にインタビューすることも。さらにそれを簡潔にまとめるのはさらに大変かと思いきや、「質問することはお1人につき4項目。10分ぐらいで終わります。テンプレートを用意し、聞いたお話をそれに沿ってはめ込んでいくだけなので、まとめるのもそんなに難しくありません。楽しい作業です」と、咲希さんは笑顔で答えます。素晴らしいインタビュアーですね!

でも咲希さんの中学校生活はあとわずか。「基本的にはこの発信は私で終わると思うけど、後輩たちがやりたいと思えば続くかもしれませんね」とのこと。

発信後の反応も楽しみにしつつ、楽しくインタビューを続けてくださいね!