古墳の保全
6世紀後半~7世紀に構築された円墳横穴式の古墳が、40基余り現存する佐久島。大切な歴史遺産を守るため、ボランティアの皆さんと共に、古墳とその周辺の整備を行っています。
(※島を美しくつくる会/いにしえ分科会主催)
佐久島の古墳
佐久島に人類が住むようになったのは、今から5000年ほど前のこと。古墳時代後期には40基を超える古墳群を誇る豪族(海部族)の島として栄えていたといわれ、それらの多くが現存しています。(1967年の調査では46基が確認されています)
代表的な古墳
- 山の神塚古墳
- 全長約12mの円墳。島内で最も良好な状態で残る。横穴式石室、複室構造。
出土品を弁天サロンで展示。 - エベス塚古墳
- 全長15mくらいの円墳と推測。崇運寺の開山主、真誉上人の塚と伝えられる。墳丘の上に石塔が立てられている。
- 石垣(しがけ)1号墳
- 墳丘は海岸に近く、周囲は削られているが、横穴式石室が残る(天井石が露出)。長さ4m(現存)、幅1.8m。
- 外浦古墳
- 全長約15mの円墳、横穴式石室。島の北(川)側斜面にある数少ない古墳の一つ。内部は完存とみられる。
- 平地1号墳
- 全長約10mの円墳で、一見して古墳とわかる状態で残る。横穴式石室がほぼ完存する。
- 秋葉山1号墳
- 全長約10mの円墳で、横穴式石室が半壊して露出。単室構造で、 島内でも古い時期の石室と考えられる。
活動履歴
日付 | 内容 | 参加者 |
H14年度 | スタート | |
H19年度 | 平地一号古墳、石垣第一号古墳、外浦古墳、秋葉山古墳、エベス塚古墳 | 38名 |
H20年度 | 平地一号古墳、エベス塚古墳 | 40名 |
H21年度 | 平地古墳、エベス塚古墳 | 42名 |
H22年度 | 石垣号古墳、エベス塚古墳 | 53名 |
H23年度 | 石垣号古墳 | 30名 |
H24年度 | 平地古墳 | 56名 |
H25年度 | 平地古墳 | 26名 |
H26年度 | 平地古墳 | 20名 |
H27年度 | 平地古墳 | 50名 |
H28年度 | 平地古墳 | 90名 |
H29年度 | 平地古墳、エベス塚古墳 | 110名 |
H30年度 | 平地古墳、エベス塚古墳 | 94名 |
R元年度 | 平地古墳 | 101名 |
R2年度 | 新型コロナウイルス感染症対策のため中止 | |
R3年度 | 新型コロナウイルス感染症対策のため中止 |