太鼓フェスティバル
独特の打ち方と迫力が魅力の、佐久島の奉納太鼓。和太鼓で島を盛り上げようと、主に愛知県内を拠点に活躍する和太鼓チームが佐久島に集結して、迫力のステージを繰り広げるイベントです。(※島を美しくつくる会/いにしえ分科会主催) (毎年10月第4日曜)
佐久島太鼓とは?
佐久島では昔から、夏の「弁天祭り」(筒島弁財天)、秋の「白山十五夜祭り」(白山社) や「秋の大祭」(八剱神社)といった祭りに欠かせない奉納太鼓として、にぎやかに打ち込みが行われてきました。佐久島太鼓の「バチ」は途中でゆるくカーブしており、野球のバットのようなグリップが付いています。太鼓そのものもちょっとユニーク。一般的な和太鼓よりも皮の張り方がゆるめで、重低音に特徴があります。1本の桜の幹をくりぬいて胴が作られたという東地区の太鼓は、かつて西尾藩本田家で使われていたものを島が譲り受けたとされ、非常に貴重なものといわれています。
活動のきっかけ
伝統の佐久島太鼓を若者や子どもたちが継承していく中で、「和太鼓で島を盛り上げよう!」という気運が高まり、島内で太鼓のイベントを開催しようという声が上がりました。岡崎市内の和太鼓店の協力を得て、愛知県内で活躍する七つの和太鼓チームが島に集結し、佐久島太鼓との競演が実現したのが、2009年秋のこと。以来毎年この島で「太鼓フェスティバル」が開催されています。