島を美しくつくる会

「島を美しくつくる会」は、佐久島の資源(自然、風土、歴史、産業など)を発掘して磨きをかけ、島の活性化を進めていくために設立された、島民による自主活動組織です。島の子どもたちや島外ボランティアとも協働しながら、活動を推進しています。

島を美しくつくる会とは

「島を美しくつくる会」(通称 つくる会)は、島民の自主的かつ創意あふれる活動を通して、自然、風土、歴史、産業といった佐久島固有の資源を発掘・研磨し、島の活性化(経済的発展、交流人口の増大、定住人口の確保など)を推進することを目的に設立されました。島に在住する人によって構成され、島外の人びととも協働しながら活動を推進しています。

こんな活動してます

つくる会では、「アートと地域の協働」(アートによる島おこし)をテーマに、「ひと里」「美食」「漁師」「いにしえ」の4つの分科会を核に、主に次のような活動を行っています。

  1. 定住対策の推進
  2. 商品開発の推進と企業精神の喚起 
  3. 住・観の調和のとれた景観づくり
  4. 伝統・歴史の保存を通した地域文化の復興 
  5. アートとの交流の場づくり

これらの活動は島民や島外からの参加者の交流の接点となり、楽しみながら島全体を元気にしていく
原動力となっています。平成15年には国土交通省の地域づくり表彰制度において、全国の先例に加わる栄誉を受けました。

各分科会の活動

ひと里分科会

●里山の保全と利用

  • 梅園、雑木林(ヤブツバキなど)、花畑(スイセン、綿、ソバなど)の手入れ
  • 梅、スイセン、ツバキを使ったお土産づくり
  • 花ごよみデータ収集
  • 海岸へ抜ける里路の復活

●原風景の復元

  • 「三河湾の黒真珠」景観修復(黒壁運動)と、路地空間の保全
ひと里分科会

漁師分科会

●干物・加工品の開発
・試作品の共同開発
●カルチャー漁業の推進(貝紫の会)
・貝紫染体験教室開催
・貝紫染グッズの試作、PR
●後継者確保
・漁師マイスター制度整備(名人発掘・登録、体験)
●漁村集落環境の保全
・廃棄漁具等の回収
・アサリ漁場再生(杭打ち)
・藻場再生(アマモの移植)

漁師分科会

美食分科会

●名物料理の開発・研究

  • 島の食材研究と提案料理の創作
  • 開発料理の試食会開催
  • 名物料理の登録・発表
  • 料理技術の研究
  • 器や空間などの研究
美食分科会

いにしえ分科会

●伝統・歴史のPR

  • 島民展の開催、模様替え
  • 古墳の分布図、説明チラシの作成

●文化財等の保全

  • 史跡・文化財等周辺の風景保全
  • 古墳散策路の確保
いにしえ分科会

その他の活動

●島民参加・交流の促進

  • 定住希望者への情報提供
  • 小中学生とアーティストとの交流推進
  • アーティストの作品メンテナンス
  • ボランティアと島民との交流
  • 起業研究
  • 大学等研究機関との交流、共同研究
  • 地域づくり団体との交流
H15年度 地域づくり表彰 全国地域づくり推進協議会会長賞
H21年度 愛知県あしたのまち・くらしづくり活動賞 振興奨励賞
H23年度 愛知県地域づくり表彰
H24年度 地域づくり表彰 全国地域づくり表彰特別賞(日本政策投資銀行賞)
H25年度 離島振興60周年記念功労者表彰 全国離島振興協議会会長特別賞
H28年度 愛知県知事表彰
H30年度 全国豊かな海づくり大会 漁場・環境保全部門 環境大臣賞
R2年度 あいち・なごや生物多様性ベストプラクティス表彰