島おこし

子供から大人まで、みんなで取り組む島おこし

 温暖な気候と豊かな海の幸に恵まれ、江戸時代には海運で栄えた佐久島。けれども昭和22年の1,634人をピークに人口は減り続け、主要産業である漁業を支える後継者の育成にも困難をきたし、島の発展は長らく阻まれてきました。

 アートを軸とした島おこしがスタートしたのは、平成7年の国土庁(現在の国土交通省)の視察がきっかけ。以来、島民と行政と島外の一般ボランティアとが手を携え合って、島の産業、地域文化、自然環境、景観などを活用した、さまざまな活動を展開しています。  特筆すべき点は、小・中学校との連携によって、子どもたちが積極的に活動を担っていること。子どもから大人(もちろん高齢者も!)まで、お互いに学び合いながら、島民みんなが力を合わせて島の活性化に取り組み、そこに多くのボランティアの皆さんが関与しているのが、佐久島ならではの島おこしの特徴です。