佐久島アート

アート・ピクニック

アート作品をたどって島を巡る

迷子も楽しい島巡り。常設展示作品+期間限定展示のアートな島巡りへ出かけよう!地図とスタンプシートを持って、佐久島のおもしろいトコロ&モノ探し!

1 『西港渡船場待合室リノベーション』

場所:西港渡船場2F待合室

古く暗かった待合室を明るい白と貝染めの紫を基調に改装。渡船を待つ時間も楽しくなる空間に劇的ビフォーアフター。

2 『宝船さちかぜ』

場所:西港渡船場駐車場

のぞき箱の中にあるのは、本物の風景の向こうにある松岡徹が見つけた想像の世界の佐久島。市営渡船“さちかぜ”の運ぶ交流が、島にとっての宝物となりますように。

3 『佐久島歓迎 地福開円満』

場所:西港渡船場駐車場

アートと顔出し看板のコラボレーション。人数に合わせて顔を出したり閉じたりできるし、縁起物の鯛を持ったりできるハイテク仕様。記念撮影にどうぞ。

4 『ガリバーの目』

場所:崇運寺境内

「もし巨人になったら、どんな風景が見えるのか?」それを体験しよう。小さな鏡に映っている大きな鏡の中の風景を、目に力を入れないで平行に見つめて下さい。

5 『西港歓迎太鼓』

場所:弁天サロン内

のぞき箱作品。島の祭りに欠かせない勇壮な佐久島太鼓。旅人を歓迎する響きが聞こえてきそうです。(月曜休館※月曜が祝日の場合は翌日休館です)

6 『アイルリンド in 佐久島』

場所:弁天サロン内

佐久島にある実際の風景を舞台にした版画作品が6点展示されています。同じ風景を見つけられるかな?(月曜休館※月曜が祝日の場合は翌日休館です)

7 『佐久島空家計画/大葉邸』

場所:西集落内

築100目の古民家を6回にわたって1軒丸ごと作品化。庭は年中無休で見学可。室内見学は弁天サロンでの申込が必要(見学は午後4時半まで)。スタンプは玄関外にあり、いつでも押せます。

8 『おひるねハウス』

場所:石垣(しがけ)海岸

作品の黒い色は、西集落の黒壁がモチーフ。三河湾の景色や潮風や波の音を体験しよう!2010年公開の劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』にも登場。劇中でコナン君と怪盗キッドが遊びに来てくれました。

9 『大和屋観音』

場所:西集落内

大和屋さんは閉店した雑貨屋さん。「佐久島に昔から住んでいて、子どもたちを見守っている」想像世界の観音さま。この観音さまは、松岡徹の他の作品にも登場しています。探してみてね!

10 『ノンとビリーだ』

場所:フラワーロード沿い

のぞき箱作品。ノンとビリーはヤギの名前です。雑草を食べるのがお仕事。フラワーロード沿いに小屋があります。

11 『クラインガルテン ウェルカムスペース』

場所:フラワーロード沿い

クラインガルテン入口のミニ公園。モザイクタイルの椅子や日時計、山型看板がかわいい小道沿いに配置されています。敷地内にも時計塔、フットライトなど松岡徹によるアート作品が点在。

12 『空の水−山』

場所:白山社東側

静かな森の中、弘法さんの祠のかたわらにあります。その形は祠の仲間のようです。作品は時間をかけて錆びてゆき、森の一部になっていくのでしょう。

13 『カモメの駐車場』

場所:大浦海水浴場

風の島である佐久島では、風にたくさんの呼び名があります。東風は「こち」(平安時代の和歌みたい)、南風を「まぜ」など。ナウシカの谷にも本当はたくさんの風の名前があるんだろうなぁ。この作品は風を見るための装置です。

14 『すわるとこプロジェクト』

場所:大浦海水浴場

座ったり、寝転がったり、のんびり景色を楽しむためのものです。他にも3ヶ所あります。さがして一服してください。

15 『イーストハウス』

場所:大島桟橋ポケットパーク

東地区にある東屋なので「イーストハウス」。対岸に見える「おひるねハウス」とは対照的な白い箱。階段から屋上に上がることもできます。強風の日は危険なので屋上には上がらないでくださいね。

16 『佐久島のお庭』

場所:大島

真ん中の山は、佐久島の大山、遠田山、秋葉山、富士山を表現。不思議の国から来た弁天鳥も。小道には島民が使っていたお皿を埋め、タイルの飛び石は本土に続く海の道を表現。佐久島をとりまく環境の縮図です。

17 『星を想う場所』

場所:高千谷

2012年に設置された荒木由香里の「星を想う椅子」が展示期間を終え、新たに制作された作品。浜辺で集めた「星のかけら」からなる小宇宙を、深い水底のような空間の向こうに見つけに行きましょう。

18 『海神さま』

場所:正念寺

海神さまは、釣りの神様。アート作品なのにお賽銭をあげる人が絶えません。海神さまの分身には「佐久島のお庭」や西渡船場駐車場でも会えます。

19 『佐久島の秘密基地/アポロ』

場所:筒島手前

木々のトンネルを抜けて渥美半島を見渡す崖の上に現れた建築作品のイメージはアポロ11号の月面着陸。小さな建物なのに異なるたくさんの風景を体験できます。2階は狭いので譲り合ってご利用ください。

20 『むかしむかし』

場所:東港渡船場

のぞき箱作品。対岸の地名は「鯨切り(くじらきり)」。昔々、クジラをさばいたと言われています。作品を通して島の歴史をのぞいてみよう。

21 『北のリボン』

場所:「ソテツの広場」

ハイキングロードと海岸コースが出会う場所に位置し、森と海と空をリボンのように軽やかに結ぶ彫刻作品のような展望台。冬の晴れた日には運がよければ富士山が見えることも。

22 『ひだまり庵』

場所:「ひだまりの広場」

古びた「あずまや」とベンチのある小さな公園のリノベーションで、再生&作品化は引き続き行われています。森のなかの小さな公園が少しづつ変わっていく様子をお楽しみください。

アートな弘法巡り

昔の弘法さんとアートな弘法さんに出会う

大正5年ごろ、佐久島に八十八ヶ所の小さな弘法の祠(ほこら)が建てられました。時が経ち、多くの祠や土弘法が失われましたが、2009年度からアートの力を得てリノベーション。八十八ヶ所のプチお遍路さんを体験できます。

1 一番 「阿弥陀寺」

東集落の八劔神社のそばに、佐久島弘法巡りの第一番札所である阿弥陀寺がある。阿弥陀寺の太子堂には、島民が個人でお世話できなくなった複数の弘法さんがまつられている。弘法祭りの日には青い旗がひらめく。

2 三番 「正念寺」

三番札所の正念寺は阿弥陀寺のすぐ前にある。本堂の前にはアート作品の海神さまも鎮座。境内には薬師堂も。島民にはもちろん、黒い塀がボランティアの手で塗られるなど、島外の人にも親しまれているお寺だ。

3 五番 朝日が最初に照らす場所「サンカク」

海辺の切り立った岩場の上に立つ、斜めの段々がシャープに刻まれたサンカクの祠。内側を覗くと、一番奥に開けられたガラスのスリットから朝陽が差し込んで来て、弘法様から後光がさしているように見える。

4 十番 波音がきこえる森の中で「青」

「青」という名称には、蝶や貝など佐久島の自然がもたらす色彩が取り入れられている。ほの暗い森の中、祠の内部へ光を届ける仕掛けも施されていて、一日の限られた時間だけ、弘法大師像にあたたかい光が届けられる。

5 十五番「排虚」

長年の間に失われてしまい、アートの力でよみがえった土弘法。ひとつの型から、素焼きのほか黄・黒・茶色の釉薬をかけた4つのタイプが作られ、長らく主の不在だった祠にまつられた。端正な顔立ちのイケメン弘法さま。

6 十七番「〜風の訪れ〜」

佐久島の歴史の積層を木とアクリルの壁で表現。従来の湿気のこもる祠から、さわやかな風を通す構造とした。屋根のかたちはお遍路さんの笠、背後の塔は杖をイメージしている。

7 二十六・二十七番「ふたごほこら 過去と未来」

向かって左の祠は「過去」、右は「未来を」イメージ。本体部分はレンガ、基壇部には地元西尾産の瓦の破片を使用し、厨子は祠の内部を明るくするためアクリルで制作した。

8 四十五番「方形」

本体部分は以前の祠を解体したレンガで再構築。屋根は木材で表面を佐久島らしく黒で塗装した。大屋根の内部は複雑な木組み構造。姿勢を低くして大屋根をくぐることで、弘法さんとの距離が縮まる。

9 四十七番 みかん畑で会いましょう「銀」

弘法大師の法号は「遍照金剛」。祠はステンレス製の正二十面体構造で、あまねく照らす金剛石(ダイヤモンド)を連想させる。また弘法大師は銀(水銀)の鉱脈とも縁があると伝えられ、ステンレスの銀色はそんな歴史も感じさせる。

10 四十八番「御厨人窟 2011」

弘法大師修行の場である高知県室戸市・御厨人窟(みくろど)と同じ、空と海が見える場所に、大師の歴史を吹き込む。丹波石を使用し御厨人窟の洞窟のイメージを再現。歳月を重ねることで完成する祠。

11 五十二番「亀乗弘法」

現代によみがえらせた土弘法。ひとつの型から異なる土で、すべて釉薬をかけない素焼きにより、赤みがかったものや白っぽいものなど4つのタイプの弘法大師坐像が作られた。亀乗り弘法とは、いかにも島らしい。

12 五十五番 二代目山羊さんたちと 「空海郵便とビリー・ザ・キット」

祠の形は郵便ポスト、内部は金色で背面には砕いた鏡が貼られ、弘法大師の威光を現すかのようだ。祠のそばで島民に飼われている山羊の小屋も同時に設計。「やぎさんゆうびん」の歌詞(作詞:まどみちお)からヒントを得た構成になっている。

13 五十六番「対」

完全崩壊して材料も失われていたこの祠は、アーチ型のデザインと基壇で佐久島弘法の記憶を踏襲した。御影石のようにつややかに光るコンクリートの祠の周囲には、参拝者のための小さな椅子も作られた。

14 五十七番「空海の心」

祠の形状を曼荼羅に見立て、円と四角で構成、「我が心空の如く、我が心海の如く」という弘法大師の言葉を抽象的に空間化。素材は以前の祠のレンガを使い、佐久島オリジナル漆喰で塗装した。

15 六十四番「合」

本体部分は、若干の修復をほどこしながら旧来のレンガ塗りをそのまま使用。崩れ落ちた屋根は、佐久島に多い寄棟屋根を鉄で制作し、内部に光と風を取り込む構造とした。

16 六十七番「記憶のハコ」

本体部分は、旧来のレンガ造りをそのまま使用。メンテナンスを考慮して銅板のアーチ型屋根と一体化させた内装は佐久島の民家をイメージして木製にした。奥まった場所にあるためアプローチも制作。

17 八十番 空と海を眺める高台で「ほりぞん」

モダンなレンガタイルは、昔ながらのレンガ造りの祠を連想させる。円筒の窓からは空と海(空海は弘法大師の法名)の境界=水平線が見える。天気がよければ紀伊半島も。そこには空海が修行の場として開いた高野山がある。

18 八十一番 貝のような椅子のような 「コウボウノコシカケ」

知多半島を望む堤防沿いにある祠は、巨大な貝殻のような形と色を持つ有機的なイメージ。海からの風や波から弘法さんを包み込んで守っている。そこに腰掛けて弘法さんに寄り添い、海を眺めながら静かな時間を過ごそう。

19 八十八番 「崇運寺」

西港渡船場にほど近い高台の上に建つお寺。1192年建立とされ、1600年には徳川家康が滞在したとも伝えられる古刹だ。本堂に弘法さんがまつられている。弘法祭りの日には、鮮やかな赤い旗が風にたなびく。

佐久島アート年間スケジュール 年間スケジュールPDFダウンロード 下の画像をクリックしてもダウンロードできます

アート・ピクニック

アート・ピクニック

アート作品をたどって島を巡る

迷子も楽しい島巡り。常設展示作品+期間限定展示のアートな島巡りへ出かけよう!地図とスタンプシートを持って、佐久島のおもしろいトコロ&モノ探し!

1 『西港渡船場待合室リノベーション』

場所:西港渡船場2F待合室

古く暗かった待合室を明るい白と貝染めの紫を基調に改装。渡船を待つ時間も楽しくなる空間に劇的ビフォーアフター。

2 『宝船さちかぜ』

場所:西港渡船場駐車場

のぞき箱の中にあるのは、本物の風景の向こうにある松岡徹が見つけた想像の世界の佐久島。市営渡船“さちかぜ”の運ぶ交流が、島にとっての宝物となりますように。

3 『佐久島歓迎 地福開円満』

場所:西港渡船場駐車場

アートと顔出し看板のコラボレーション。人数に合わせて顔を出したり閉じたりできるし、縁起物の鯛を持ったりできるハイテク仕様。記念撮影にどうぞ。

4 『ガリバーの目』

場所:崇運寺境内

「もし巨人になったら、どんな風景が見えるのか?」それを体験しよう。小さな鏡に映っている大きな鏡の中の風景を、目に力を入れないで平行に見つめて下さい。

5 『西港歓迎太鼓』

場所:弁天サロン内

のぞき箱作品。島の祭りに欠かせない勇壮な佐久島太鼓。旅人を歓迎する響きが聞こえてきそうです。(月曜休館※月曜が祝日の場合は翌日休館です)

6 『アイルリンド in 佐久島』

場所:弁天サロン内

佐久島にある実際の風景を舞台にした版画作品が6点展示されています。同じ風景を見つけられるかな?(月曜休館※月曜が祝日の場合は翌日休館です)

7 『佐久島空家計画/大葉邸』

場所:西集落内

築100目の古民家を6回にわたって1軒丸ごと作品化。庭は年中無休で見学可。室内見学は弁天サロンでの申込が必要(見学は午後4時半まで)。スタンプは玄関外にあり、いつでも押せます。

8 『おひるねハウス』

場所:石垣(しがけ)海岸

作品の黒い色は、西集落の黒壁がモチーフ。三河湾の景色や潮風や波の音を体験しよう!2010年公開の劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』にも登場。劇中でコナン君と怪盗キッドが遊びに来てくれました。

9 『大和屋観音』

場所:西集落内

大和屋さんは閉店した雑貨屋さん。「佐久島に昔から住んでいて、子どもたちを見守っている」想像世界の観音さま。この観音さまは、松岡徹の他の作品にも登場しています。探してみてね!

10 『ノンとビリーだ』

場所:フラワーロード沿い

のぞき箱作品。ノンとビリーはヤギの名前です。雑草を食べるのがお仕事。フラワーロード沿いに小屋があります。

11 『クラインガルテン ウェルカムスペース』

場所:フラワーロード沿い

クラインガルテン入口のミニ公園。モザイクタイルの椅子や日時計、山型看板がかわいい小道沿いに配置されています。敷地内にも時計塔、フットライトなど松岡徹によるアート作品が点在。

12 『空の水−山』

場所:白山社東側

静かな森の中、弘法さんの祠のかたわらにあります。その形は祠の仲間のようです。作品は時間をかけて錆びてゆき、森の一部になっていくのでしょう。

13 『カモメの駐車場』

場所:大浦海水浴場

風の島である佐久島では、風にたくさんの呼び名があります。東風は「こち」(平安時代の和歌みたい)、南風を「まぜ」など。ナウシカの谷にも本当はたくさんの風の名前があるんだろうなぁ。この作品は風を見るための装置です。

14 『すわるとこプロジェクト』

場所:大浦海水浴場

座ったり、寝転がったり、のんびり景色を楽しむためのものです。他にも3ヶ所あります。さがして一服してください。

15 『イーストハウス』

場所:大島桟橋ポケットパーク

東地区にある東屋なので「イーストハウス」。対岸に見える「おひるねハウス」とは対照的な白い箱。階段から屋上に上がることもできます。強風の日は危険なので屋上には上がらないでくださいね。

16 『佐久島のお庭』

場所:大島

真ん中の山は、佐久島の大山、遠田山、秋葉山、富士山を表現。不思議の国から来た弁天鳥も。小道には島民が使っていたお皿を埋め、タイルの飛び石は本土に続く海の道を表現。佐久島をとりまく環境の縮図です。

17 『星を想う場所』

場所:高千谷

2012年に設置された荒木由香里の「星を想う椅子」が展示期間を終え、新たに制作された作品。浜辺で集めた「星のかけら」からなる小宇宙を、深い水底のような空間の向こうに見つけに行きましょう。

18 『海神さま』

場所:正念寺

海神さまは、釣りの神様。アート作品なのにお賽銭をあげる人が絶えません。海神さまの分身には「佐久島のお庭」や西渡船場駐車場でも会えます。

19 『佐久島の秘密基地/アポロ』

場所:筒島手前

木々のトンネルを抜けて渥美半島を見渡す崖の上に現れた建築作品のイメージはアポロ11号の月面着陸。小さな建物なのに異なるたくさんの風景を体験できます。2階は狭いので譲り合ってご利用ください。

20 『むかしむかし』

場所:東港渡船場

のぞき箱作品。対岸の地名は「鯨切り(くじらきり)」。昔々、クジラをさばいたと言われています。作品を通して島の歴史をのぞいてみよう。

21 『北のリボン』

場所:「ソテツの広場」

ハイキングロードと海岸コースが出会う場所に位置し、森と海と空をリボンのように軽やかに結ぶ彫刻作品のような展望台。冬の晴れた日には運がよければ富士山が見えることも。

22 『ひだまり庵』

場所:「ひだまりの広場」

古びた「あずまや」とベンチのある小さな公園のリノベーションで、再生&作品化は引き続き行われています。森のなかの小さな公園が少しづつ変わっていく様子をお楽しみください。

アートな弘法巡り

アートな弘法巡り

昔の弘法さんとアートな弘法さんに出会う

大正5年ごろ、佐久島に八十八ヶ所の小さな弘法の祠(ほこら)が建てられました。時が経ち、多くの祠や土弘法が失われましたが、2009年度からアートの力を得てリノベーション。八十八ヶ所のプチお遍路さんを体験できます。

1 一番 「阿弥陀寺」

東集落の八劔神社のそばに、佐久島弘法巡りの第一番札所である阿弥陀寺がある。阿弥陀寺の太子堂には、島民が個人でお世話できなくなった複数の弘法さんがまつられている。弘法祭りの日には青い旗がひらめく。

2 三番 「正念寺」

三番札所の正念寺は阿弥陀寺のすぐ前にある。本堂の前にはアート作品の海神さまも鎮座。境内には薬師堂も。島民にはもちろん、黒い塀がボランティアの手で塗られるなど、島外の人にも親しまれているお寺だ。

3 五番 朝日が最初に照らす場所「サンカク」

海辺の切り立った岩場の上に立つ、斜めの段々がシャープに刻まれたサンカクの祠。内側を覗くと、一番奥に開けられたガラスのスリットから朝陽が差し込んで来て、弘法様から後光がさしているように見える。

4 十番 波音がきこえる森の中で「青」

「青」という名称には、蝶や貝など佐久島の自然がもたらす色彩が取り入れられている。ほの暗い森の中、祠の内部へ光を届ける仕掛けも施されていて、一日の限られた時間だけ、弘法大師像にあたたかい光が届けられる。

5 十五番「排虚」

長年の間に失われてしまい、アートの力でよみがえった土弘法。ひとつの型から、素焼きのほか黄・黒・茶色の釉薬をかけた4つのタイプが作られ、長らく主の不在だった祠にまつられた。端正な顔立ちのイケメン弘法さま。

6 十七番「〜風の訪れ〜」

佐久島の歴史の積層を木とアクリルの壁で表現。従来の湿気のこもる祠から、さわやかな風を通す構造とした。屋根のかたちはお遍路さんの笠、背後の塔は杖をイメージしている。

7 二十六・二十七番「ふたごほこら 過去と未来」

向かって左の祠は「過去」、右は「未来を」イメージ。本体部分はレンガ、基壇部には地元西尾産の瓦の破片を使用し、厨子は祠の内部を明るくするためアクリルで制作した。

8 四十五番「方形」

本体部分は以前の祠を解体したレンガで再構築。屋根は木材で表面を佐久島らしく黒で塗装した。大屋根の内部は複雑な木組み構造。姿勢を低くして大屋根をくぐることで、弘法さんとの距離が縮まる。

9 四十七番 みかん畑で会いましょう「銀」

弘法大師の法号は「遍照金剛」。祠はステンレス製の正二十面体構造で、あまねく照らす金剛石(ダイヤモンド)を連想させる。また弘法大師は銀(水銀)の鉱脈とも縁があると伝えられ、ステンレスの銀色はそんな歴史も感じさせる。

10 四十八番「御厨人窟 2011」

弘法大師修行の場である高知県室戸市・御厨人窟(みくろど)と同じ、空と海が見える場所に、大師の歴史を吹き込む。丹波石を使用し御厨人窟の洞窟のイメージを再現。歳月を重ねることで完成する祠。

11 五十二番「亀乗弘法」

現代によみがえらせた土弘法。ひとつの型から異なる土で、すべて釉薬をかけない素焼きにより、赤みがかったものや白っぽいものなど4つのタイプの弘法大師坐像が作られた。亀乗り弘法とは、いかにも島らしい。

12 五十五番 二代目山羊さんたちと 「空海郵便とビリー・ザ・キット」

祠の形は郵便ポスト、内部は金色で背面には砕いた鏡が貼られ、弘法大師の威光を現すかのようだ。祠のそばで島民に飼われている山羊の小屋も同時に設計。「やぎさんゆうびん」の歌詞(作詞:まどみちお)からヒントを得た構成になっている。

13 五十六番「対」

完全崩壊して材料も失われていたこの祠は、アーチ型のデザインと基壇で佐久島弘法の記憶を踏襲した。御影石のようにつややかに光るコンクリートの祠の周囲には、参拝者のための小さな椅子も作られた。

14 五十七番「空海の心」

祠の形状を曼荼羅に見立て、円と四角で構成、「我が心空の如く、我が心海の如く」という弘法大師の言葉を抽象的に空間化。素材は以前の祠のレンガを使い、佐久島オリジナル漆喰で塗装した。

15 六十四番「合」

本体部分は、若干の修復をほどこしながら旧来のレンガ塗りをそのまま使用。崩れ落ちた屋根は、佐久島に多い寄棟屋根を鉄で制作し、内部に光と風を取り込む構造とした。

16 六十七番「記憶のハコ」

本体部分は、旧来のレンガ造りをそのまま使用。メンテナンスを考慮して銅板のアーチ型屋根と一体化させた内装は佐久島の民家をイメージして木製にした。奥まった場所にあるためアプローチも制作。

17 八十番 空と海を眺める高台で「ほりぞん」

モダンなレンガタイルは、昔ながらのレンガ造りの祠を連想させる。円筒の窓からは空と海(空海は弘法大師の法名)の境界=水平線が見える。天気がよければ紀伊半島も。そこには空海が修行の場として開いた高野山がある。

18 八十一番 貝のような椅子のような 「コウボウノコシカケ」

知多半島を望む堤防沿いにある祠は、巨大な貝殻のような形と色を持つ有機的なイメージ。海からの風や波から弘法さんを包み込んで守っている。そこに腰掛けて弘法さんに寄り添い、海を眺めながら静かな時間を過ごそう。

19 八十八番 「崇運寺」

西港渡船場にほど近い高台の上に建つお寺。1192年建立とされ、1600年には徳川家康が滞在したとも伝えられる古刹だ。本堂に弘法さんがまつられている。弘法祭りの日には、鮮やかな赤い旗が風にたなびく。

年間スケジュール

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