管理人さんのひとりごと「佐久島のお盆は忙しい」


 

お盆はご先祖さまをお迎えせる支度があるし、親戚も里帰りせるし、女の人はふんとに忙しいだわ。佐久島じゃ今でも昔ながらのお供えをせる人が多いじゃないかね。まず、仏さんの上に竹を渡して、そうめんや枝豆、十六ささげ、ほおずきを吊るすだよ。手前には茅(ちがや)を切ってすいかだの野菜だのを載せて飾るだわ。ほれに、13日は漬物を添えたごはん、14日の朝はなすの味噌和えとごはん、15日はところてんと酢豆とそうめん、ちゅう具合にお供え物も毎日変わるもんで、その都度用意せるだがん。団子も作って幾皿にも分けて飾るだよ。忙しくて盆踊りを踊る暇もあやへん。ほいで15日の晩は、お供え物をみんな茅にくるんで、線香やろうそくを立てて海に流すだわ。これがご先祖さまのお弁当になるだね。また来年おいでくださいちゅって手を合わせるだよ。